40歳のロードバイク

四十路から始めるロードバイク

コンポーネントを電動化したい

Zwiftで1ヶ月ほど漕いだばかりですが、機械式コンポのシフトチェンジが結構辛いです。悩みを列挙してみるとこんな感じ;

  • レバーを結構押し込む必要がある
  • フロントのギアを替えるとペダリングがギクシャクする
  • フロントディレイラーとチェーンが擦れるのが気になる
    • うまくトリミングできないことがある
  • インナートップ? アウターロー?

詰まるところ、初心者としてはペダリングに集中したいんですね。ギアのアップダウンそのものとは関係ないところでアレコレ悩むことなく、望んだギア比で快適にペダルを漕ぎたい訳です。

そこでコンポーネントの電動化です。今のコンポが機械式アルテグラですので、これを電動式アルテグラ(Di2)に交換したい、という訳です。最初からSLR 7にしとけばよかったのに、とか言わないで下さい。本人が一番そう思っています。

ざっくり見積もり

思い立ったが吉日とばかりに、定期点検の際に見積もりを出してもらいました。クランクやディスクブレーキ、スプロケといった共通部品はそのまま使い回した場合、STIレバーや前後ディレイラーなどの機構部品におよそ10万円、バッテリーやハーネスなどの電気部品に7万円、工賃が3万円、概算で計20万円ほど掛かるとのこと。

さらにシマノのパーツ供給が逼迫しているらしく、無線ユニットの納期は6月、STIレバーに至っては納期不明とのこと。今から注文した場合でも、Di2化は早くて7月頃になりそうな予感。STIレバーの納期は12月だそうで、1年越しの電動化になりそう。

納車から1ヶ月

納車から1ヶ月が経過し、今日は定期点検を受けてきました。トレックストアで購入したので、定期点検の工賃は4回まで無料です。

Zwift

Zwiftの初心者向けワークアウトである6wk Beginner FTP Builderを2週間ほど続けましたが、休みなしで1時間ペダルを漕いでいたらお尻の坐骨(?)が滅茶苦茶痛くなってきました。ワークアウト中に姿勢を替えようとペダルを止めると星が消えるので頑張った結果がコレです。体を壊しては意味がないので、ワークアウトは2週間で中断しました。

わずか2週間のFTPレーニングでしたが、FTP値がおよそ2割ほど上がりました。開始時のFTPは運動不足で体を適切に動かせてないかったために正しく測定できていなかったのではないかと思っています。ワークアウトを2週間続けたことで、多少は体の動かし方を思い出してきたのかな、と。

ケイデンス

これまで乗ってきたクロスバイクやミニベロでは、どちらかと言えば低ケイデンス(60RPM前後?)でガッシガッシと踏み込むような漕ぎ方をしてきました。それがいきなりこれまで経験したことのないような高ケイデンス(80〜100RPM)を求められて、ヒーヒー言いながらペダルをクルクル漕いでいます。

最初のうちは表示されるケイデンスをキープするのも精一杯な感じでしたが、多少慣れたような気がします。クールダウンなどのケイデンスの指定のないワークアウトでも、無意識でだいたい85RPMで漕げるようになりました。

お尻の痛み

ケイデンスには慣れましたが、お尻が痛いです。重心の偏りか体の歪みか、右の尻の痛みが強いです。ハンドルバーのフラット部やショルダー部を握った体を起こし気味な姿勢から、下ハンドルを握った前掲姿勢に改めることで、尻の傷みはだいぶ緩和されました。反面、いわゆるハンドル荷重になっているようで、手首や掌が痛むことがあります。体幹をもっと鍛えなければ。

ブラケットを握る姿勢では、尻の傷みがあまり緩和されません。腕が突っ張り気味になっているのが原因っぽいので、目下、意識的に腕を引き気味に改めているところです。

フロアマット交換

フローリングの保護と防振・防音のためにスマートトレーナーの下に敷いていたマットが破れたので交換しました。

当初導入していたのは、ローラー台でおなじみミノウラの総代理店であるフカヤの、サイクリスト向け用品ブランドであるRideOasisのフロアプロテクションマットでした。つい先日、ワークアウトを終えてロードバイクから降りる際に左足を軸にグルンと90度ほど回転したところ、ビンディングシューズ裏のクリートがマットを抉るように食い込み、無惨にもマットに穴が開いてしまいました。

同じマットに交換しても同じように穴を開けてしまうことは目に見えていますので、世間で評判のよいアルインコのEXP150に交換することにしました。

交換前にスマートトレーナー一式の設置面積を測ったところ、Wahoo KICKRとKICKR Climbの組み合わせで前後長が150cmほど、左右幅が80cmほどでした。EXP150の寸法が150x90cmですので、前後長がギリギリな感じですが大丈夫でしょう。

後日、EXP150が届いたので実際に設置し直してみたところ、想定通りにギリギリでしたが問題なく設置することができました。前後にもう5cmずつでも余裕が欲しいですが、気にしない方向で。マットの暑さが6mmから9mmになり、騒音も気持ち柔らいだような気がしないでもないです。

6wk Beginner FTP Builderはじめました

DomaneとKICKRでZwiftを開始して1週間になろうとしています。一応、運動不足解消のために毎日バーチャルライドするようにしていますが、フラットなコースを漫然と漕ぐだけではあまり意味がなさそうです。ということで、初心者向けのワークアウトの6wk Beginner FTP Builderを始めました。

ワークアウトを行う前に、まずFTPの測定です。通常のFTP Testは吐くほどキツいらしいので、ロードバイク初心者ということでRamp Test (Shorter)に逃げました。

FTPは無事に計測できたので、今日からワークアウト開始です。ざっと調べた感じでは、あまりハードな内容ではなく、どちらかと言えばトレーニングを習慣付けるためのワークアウトだとか。サボることなく、まずは6週間で完遂することを目標に取り組みたいと思います。

Zwiftのセットアップ

Wahoo KICKRのセットアップが済んだので、バーチャルライドを楽しむべくZwiftのセットアップを行いました。

機材の用意

Zwiftを楽しむためには、スマートトレーナーの他にも機材が必要です。

PC (MacBook Pro)

ZwiftアプリをインストールするPCまたはスマホタブレットが必要です。私はMacBook ProにZwiftアプリをインストールしました。

ANT+レシーバー(ドングル)

スマートトレーナー等とZwiftをインストールしたPCとの間で通信を行うためのANT+レシーバーが必要です。PCがBluetoothに対応していればレシーバーは不要なようですが、一応。なお、Amazonなどで販売されているANT+レシーバーのうち、技適マークのないものは余計なトラブルの元になりかねませんので、個人的には技適対応のレシーバーを購入するのが無難と考えています。

ANT+の電波が微弱だったりBluetooth等と干渉したりしてうまく接続できないような場合は、USBの延長ケーブルを使う必要があります。また、MacBook ProのようにUSB Type-Cにしか対応していないPCにドングルを接続する場合は、USB Type-Cへの変換アダプタも必要になります。

心拍モニター

心拍数をモニターして無線で飛ばします。注文してあるボントレガーのハートレートモニターが届くのに日数が掛かりそうだったので、Wahoo TICKRを購入しました。Wahoo製品ですので、Wahoo KICKR同様にWahoo Fitnessアプリとペアリングできますが、ここでは割愛します。

セットアップ

機材が揃ったらセットアップを行います。

アカウント作成、ログイン

アカウントの作成はアプリではなくZwiftのウェブサイトからも可能です。私はウェブサイトでアカウントを作成したので、以下もその流れで。

プロフィール登録

アカウントを作成したらZwiftのウェブサイトにログインします。ログインするとアクティビティフィードのページが表示されると思いますが、現時点ではまだサービスを利用していないのでアクティビティは表示されないと思います。

ページの内容が日本語で表示されない場合は、画面右上の国旗のアイコンをクリックして日本語を選択します。

画面右側の「マイプロフィール」のリンクをクリックするとユーザプロフィールのページが開きます。右側にある「プロフィールの編集ボタン」からプロフィール(身長・体重)を登録しましょう。

ドングル接続、電源ON

PCにANT+ドングルを接続し、KICKRとKICKR Climbの電源を入れます。KICKR Climbはリモコンのセンターボタンを押してロックを解除しておきます。

また、余計なトラブルに悩まされたくないので、PCのBluetooth機能はOFFにしておきます。

Zwiftアプリインストール

Mac版・Windows版はZwiftのウェブサイトからDLしてインストールします。スマホを使う時はそれぞれのアプリストアからインストールすることになるかと思います。

アプリ起動、ペアリング

ウェブサイトでプロフィールの登録が済んだら、Zwiftアプリを起動してログインします。ログインに成功してしばらく待つとZwiftのメイン画面が開き、スマートトレーナーやハートレートモニターとの接続が行われます。

バーチャルライド開始

機器との接続が確認できたらメインメニューに進みます。画面真ん中にあるメニューからコースを選択し、最下部にある「RIDE」ボタンでバーチャルライドを開始できます。

課金

アプリの利用開始から7日間は無料で試用できます。それ以降も継続して利用したい場合は、月額1,500円の課金が必要です。

Wahoo KICKRのセットアップ

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納車当日の帰宅後にさっそくWahoo KICKR一式のセットアップを行いました。

設置スペース

何よりも最初にしなければならないのが、KICKRを設置するスペースの確保です。電源は延長コードやタップで引いて来ることができるので、コンセントの近くでなくてもよいかと思います。部屋を片付けて壁際に3m x 1m程度のスペースを用意しました。

防振・保護マット

スペースを確保したら、防振・保護用のマットを敷きます。今回は純正品に比べて安価なRideOasisのプロテクションマットを購入しました。世間では純正品以外ではアルインコのマットがよく利用されているようです。RideOasisのフロアマットが1週間で破れたので、アルインコのEXP150に交換しました。

Wahoo KICKRのセットアップ

まずはスマートトレーナー本体であるWahoo KICKRのセットアップを行います。基本的には同梱のマニュアルの手順に従って作業すれば問題ないはずです。

AXISの調整

KICKRの足を展開して、マット上に設置します。体重や好みに合わせてKICKR AXISを装着し直して硬さを調整します。

ブルカット3の設置

KICKRをマットの上に直接設置してもよいのですが、より一層の防振・防音のため、KICKR AXISの下にブルカット3を設置しました。前側と左右に1つずつ、後ろ側は幅が広いので2つ、計5つのブルカット3を使いました。

Wahoo KICKRは一般的なローラー台のような振動が発生しないため、ブルカットは外しました。防振防音はマットで十分なようです。

リアタイアを外す

ロードバイクリアタイヤを外して、KICKRに載せ替えます。ペダルを回しながらシフトチェンジしてギアをインナートップにしてから、スルーアクスルを回して外してリアディレーラーを後ろに引けばOKでした。タイヤを外したらブレーキキャリパーにダミーローターを挟むのを忘れずに。タイヤを外すのは初めてでしたが、特に問題なく外すことができました。

フレームをマウント

まず、KICKRに装着されているクイックレバーを外して、クイックレバー用のアダプタも外してしまいます。Domane SLR 6のリアは142x12mmのスルーアクスルですので、KICKRのマニュアルに従って142x12mm用のアダプタを装着します。

外したタイヤは横に置いておいて、チェーンがKICKRのスプロケの一番外側のギアの歯に沿うようにフレームを降ろし、スルーアクスルの穴の位置を合わせたらスルーアクスルを締め直します。

スマホとペアリング

あとはスマホとのペアリングです。

  1. スマホWahoo Fitnessアプリをインストールし、
  2. ユーザ登録したらログインし、
  3. Wahoo KICKRに電源アダプタを接続し、
  4. 設定ウィザードに従ってKICKRをペアリングし、
  5. ファームウェアを更新

したらペアリングは完了です。ウィザードに従って操作すれば何の問題もないはずです。

KICKR Climbのセットアップ

続いてKICKR Climbのセットアップを行います。

フロントタイヤを外す

フレームからフロントタイヤを外します。リアのスルーアクスルに刺さっているレバーを外してフロントのスルーアクスルを外すのに使いたかったのですが、レバーが固くはまっており、外せなかったので6mmの六角レンチでスルーアクスルを回してフロントタイヤを外しました。リア同様にフロントのブレーキキャリパーにダミーローターを挟むのを忘れずに。

フレームをマウント

KICKR同様に、スルーアクスルに合ったアダプタをKICKR Climbに装着します。Domane SLR 6のフロントは100x12mmのスルーアクスルですので、100x12mm用のアダプタを装着します。

フロントタイヤは横に置いておいて、スルーアクスルの穴の位置に合うようKICKR Climbを移動し、スルーアクスルで固定します。

KICKRとペアリング

KICKR Climbはスマホとのペアリングは不要で、KICKRとペアリングします。

  1. KICKRとKICKR Climbのそれぞれに電源アダプタを接続し、
  2. KICKR Climbのリモコンのセンターボタンを長押しし、
  3. リモコンの白色LEDが点灯しっぱなしになれば

ペアリングは完了です。

ファームウェアの更新

このあたりがマニュアルだと不明瞭なのですが、スマホのWahoo Fitnessアプリのセンサー一覧からペアリング済みのKICKRを選択すると、KICKR Climbがペアリングされていることを確認できます。この画面にKICKR Climbのファームウェア更新のボタンが表示されている場合はそれをタップして、KICKR Climbのファームウェアを更新します。

調整

レベリングやセンタリングといった調整もマニュアルだと不明瞭なポイントです。Wahoo Fitnessアプリでロードバイクのプロフィールを設定・変更すると、自動的にレベリング(水平出し)が行われます。マニュアルには記載されていませんが、プロフィールを変更するにはKICKR Climbのセンターボタンを押してアンロックしないといけないようです。

レベリングしたら、ロードバイクのハンドルバーを持ち上げてセンタリングされていることを確認します(←これがよく分かりません。KICKR・フレーム・KICKR Climbがまっすぐ接続されていることの確認?)。同時にKICKR Climbがウェイト位置を調整するので、調整が終わったらハンドルバーを静かに降ろしてKICKR Climbをマットの上に置きます。

これでKICKR Climbの設定も完了です。

アンロック

ちなみにZwift等からKICKR Climbを動作させるにはリモコンのセンターボタンを押してアンロックしないといけないようです。

KICKR HeadWindのセットアップ

最後に、スマートファンのKICKR HeadWindをセットアップします。

ペアリング

これはもう簡単、電源入れてスマホのWahoo Fitnessアプリでセンサーを追加すればいいだけです。設定ウィザードに従ってペアリングすると、ファームウェアが更新されます。

その他

以上でKICKR一式のセットアップは完了ですが、インドアトレーナー・バーチャルライドを楽しむにはまだ必要なものがあります。

デスク

KICKR純正のデスクがありますが、純正マット同様に正直お高い。WiggleのLifeLineブランドに似たようなデスクがあったので、これを購入しました。

スウェットカバー

フレームに汗が滴らないよう、ハンドルバーからシートポストに掛けてトップチューブの上部をカバーする必要があります。これはKICKR純正品がないので、マットと同じRideOasisのカバーを購入しました。WiggleのLifeLineにも同様のカバーがあります。お好みで。

ウェア

汗だくになることは目に見えていますので、

を購入しました。アンダーとビブパンツはWiggleで安いdhbブランドのものです。グローブはセールで安くなっていたものを購入しました。

Domane SLR 6が納車されました

TREK Domane SLR 6 納車

TREKストアのブログにアップロードされている写真です。

納車前: ビンディングなんかに負けたりしない!! (キリッ

昨日が昨年10月に注文したDomane SLR 6の納車日でした。ビンディングシューズも注文してあるので、履いて行く靴や保証書などを持って帰るためのメッセンジャーバッグ

を放り込み、バイク用の秋冬用のGORE-TEXジャケットを羽織って出発、行きは電車で移動です。TREKストアに到着後は

  1. 納品物に漏れがないかチェックし、
  2. シフトやブレーキなどのロードバイクの乗り方について基本的なレクチャーを受け、
  3. サドルの高さやビンディングの固さを調整し、
  4. ビンディングの着脱の練習をして

無事に納車されました。注文済みの心拍センサーは別途取り寄せ後、郵送してもらえることになりました。最後にショップのブログに掲載する予定の写真を何枚か撮ってもらってからショップを出て海側へ移動し、県立美術館前の海寄りの遊歩道を通って帰宅しました。

納車後: ビンディングには勝てなかったよ……

帰り道で、さっそくビンディングの洗礼を受けました。ビンディングを外すタイミングが遅くて手間取って危うく立ちゴケしかけるも道路脇のブロック塀に手を付いて何とか立ちゴケせずに済んだのも束の間、自宅近くの交差点で左足のビンディングを外して信号待ちしていたらなぜか重心が右に寄って右足のビンディングを外すのが間に合わずスッテンコロリンと立ちゴケしてしまいました。通行人から見ると、信号待ちで止まっていたロードバイクに乗ったオッサンが突然右に倒れて驚いたことと思います。

受け身を取れたので怪我はなかったのですが、バーエンドが少し削れてしまい、リアディレーラーも塗装が一部削れてしまいました。カーボンフレームには傷はなく、ディレーラーハンガーも曲らなかったのは不幸中の幸いでした。

何はともあれ、今日からロードバイクのある生活の開始です。